ポイ活に人気のキャリアは楽天モバイル？話題のポイ活プランについても調査

最も利用者が多かったのはNTTドコモ（27.1%）でした。続いて楽天モバイル（13.2%）、au（12.3%）、SoftBank（10.4%）という結果に。注目すべきは楽天モバイルのシェアの高さ。大手3キャリアに次ぐ利用率で、お得な契約プランが終了した後も一定のユーザーを維持していることが分かりました。月額料金の安さやポイント還元の魅力が、コストを抑えたい層に刺さっているのかもしれません。また、ドコモ・au・SoftBankのいわゆる「3大キャリア」を合わせると49.8%。一方、楽天モバイルや格安SIMを利用する人が約50%を占めており、コストパフォーマンスを重視する層が増えていることが伺えます。

「ポイ活プラン」を契約していると答えたのは17.3%と、実際に「スマホ料金と組み合わせて使っている人」は少数派のようです。プランの内容が分かりにくい、手続きが面倒、期待するほどお得に感じない などの理由があるのかもしれません。​
※「ポイ活プラン」とは、キャリア系列企業の金融・決済サービスを利用すると、通常プランよりもポイントが多く付与され、実質負担額が減るプランです。NTTドコモ「eximo ポイ活」、SoftBank「ペイトク無制限」、au「マネ活プラン＋」、楽天モバイル「Rakuten最強プラン」などが該当します。

ポイ活プランを選んだ人の決め手 第1位は「月額使用料が実質割引になるから」（27.17%）。次いで「自身のポイント経済圏と合っているから」（25.43%）、「普段貯めているポイントが貯まるから」（23.7%）という結果になりました。このことから、ポイ活プランを選ぶ人の多くは「安さ」や「ポイントの相性」を重視していることが分かります。逆に、ポイントが貯まるだけでは契約の決め手にはならず、"実質的な割引" があるかどうかがポイントになっているようです。一方で、「乗り換え特典」や「広告を見て魅力を感じた」という理由で契約した人は少なく、一時的なキャンペーンよりも長期的なメリットを重視する人が多い と考えられます。

契約しない理由のダントツ1位は「なんとなく面倒そうだから」（31.68%）でした。「お得そうだけど、手続きが面倒」「詳しく調べるのが大変」といった心理があるのかもしれません。次に多かったのは「プラン自体を知らない、または存在しない」（15.72%）。「ポイ活プラン」というもの自体があまり認知されていない可能性もありそうです。また、「単純に安いプランのほうが魅力的」（14.39%）、「何がお得なのかよく分からない」（14.39%）という意見も多く、「割引」や「ポイント還元」の仕組みが分かりにくいことが、契約をためらう要因になっているようです。

現在のキャリアの「ポイントが貯まりやすさ・お得感」に満足している人は 13.6% にとどまりました。一方で、「不満」（7.1%）、「やや不満」（10%）、「大いに不満」（6.7%）を合わせると 23.8%が不満を抱えていることになります。最も多かったのは 「どちらでもない」（40.2%）で、「可もなく不可もなく」と感じている人が大半というのが実態のようです。キャリアのポイント施策に対して「すごくお得！」と実感している人は少なく、「もっと分かりやすくてお得な仕組みなら利用したい」と考えている層が多いのかもしれません。

最も人気だったのは 楽天モバイル（26.1%）。次いでNTTドコモ（24.5%）と、2つのキャリアが拮抗する結果になりました。現在の利用者数ではドコモがトップでしたが、ポイ活ユーザーの期待値では楽天モバイルが逆転。楽天ポイントとの相性の良さや、普段の買い物と組み合わせてお得にできる点が高く評価されているのかもしれません。また、現在利用しているキャリアをそのまま選んだ人も多く、「今のキャリアで満足している」人と「もっとお得なキャリアを探したい」人に分かれている ことが分かります。