セキュリティエンジニアはフリーランスを目指せる?週3日・リモート案件が豊富

セキュリティエンジニアとして独立を目指す方の中には、案件獲得方法や営業力に不安を感じている方が少なくありません。

実務経験は豊富でも、商談や顧客折衝に自信がなく、フリーランスへの転身を躊躇している方は多いです。

筆者自身も独立当初は同様の悩みを抱えていましたが、フリーランスエージェントを活用することで継続案件を獲得でき、今年で独立6年目を迎えることができました。

当記事では、セキュリティエンジニアがフリーランス案件を獲得するための具体的な方法を中心に、業務内容や報酬の単価相場、将来性などについて詳しく解説していきます。

フリーランスとして6年以上活動し、実際に5社フリーランスエージェントを利用した筆者がおすすめするフリーランスエージェントは以下の3社です。

サービス名【第1位】

ITプロパートナーズ
【第2位】
レバテックフリーランス
【第3位】
Midworks
総合評価
案件数約4,500件約15,000件約10,000件
ユーザーの平均年収964万円876万円862万円
ユーザー数7万名以上45万名以上4万名以上
特徴フルリモート・週3日から稼働できる開発案件が豊富登録者数No1のフリーランスエージェント給与保障制度など正社員並みの福利厚生が魅力
支払いサイト20日サイト15日サイト20日サイト
公式HP公式HP公式HP公式HP
※利用者の平均年収は週5日稼働に換算した数値。
※ITプロパートナーズの平均年収は、他のプロパートナーズサービスを含めた全体の平均年収。
目次

セキュリティエンジニアの仕事内容・活躍の場

フリーランスとして働くセキュリティエンジニアの仕事内容は、大きく5つのステップに分けられます。

  • 企画:依頼者の要望をヒアリングし、情報資産の価値とリスクを分析し、適切なセキュリティ対策を提案します。
  • 設計:セキュリティに配慮したシステムの設計を行います。ネットワーク、サーバー機器、アプリケーションなど、システム全体を設計します。
  • 実装:ネットワーク機器やOSの設定、プログラムの実装を行います。
  • テスト:実装したシステムに脆弱性がないかをテストします。ペネトレーションテストなど、様々な方法を用いて安全性を検証します。
  • 運用:システムの運用中にもセキュリティを継続的に監視し、必要な対策を講じます。

セキュリティエンジニアのフリーランス案件における単価相場は?

セキュリティエンジニアの平均年収は、30歳前後で600万円ほどです。年収は個人の能力によって大きく左右しますが、新入社員でも年収は300万円~500万円のレンジでスタートするケースが多いです。

なお、国内企業より外資系企業の方が年収が高くなる傾向にあります。

フリーエンジニア専門エージェントで掲載されている案件単価は、実務経験1年未満で月40万円〜、経験1~2年で月50万円〜となっています。年収換算すれば、約500万円~がフリーランスの年収相場です。

セキュリティエンジニアがフリーランス案件を獲得する方法を解説

フリーランスエージェントの活用

セキュリティエンジニアが営業工数をかけず、かつ安定して案件を獲得するにはフリーランスエージェントを活用することが最も効率的で負担が少ないです。

フリーランスとして廃業する方のほとんどが、エージェントや代理店を利用せず、自力でクライアントを開拓しているというデータがあり、営業活動ではなく本業に集中したい方は積極的にエージェントを活用することをおすすめします。

セキュリティエンジニアのフリーランス案件をお探しの方は『ITプロパートナーズ』と『レバテックフリーランス』がおすすめ。

企業の決裁権者に営業する

フリーランスエージェントに手数料を取られるのがもったいないと思われる方は、自力で企業に営業するのも一手です。

Yentaなどのビジネスマッチングアプリを活用することで、企業の決裁権者に効率よく出会えます。

一方で、自力での案件開拓は営業活動の負担が高く、本業に支障をきたす可能性があり注意が必要です。

知り合いから案件を紹介してもらう

前職の会社や取引先など仕事に繋がる人脈がある方は、その繋がりで仕事をもらうのが得策です。

すでに信頼関係がある知り合いからの案件紹介であれば、商談の準備にかかる負担も少なく、手数料もかかりません。

ただし、知り合いのネットワークには限界があるので、あくまで副次的な方法として活用するのが無難です。

セキュリティエンジニア向け案件が豊富なフリーランスエージェント

フリーランスのセキュリティエンジニアが案件を獲得するためには、フリーエンジニア専門エージェントに登録することが最も効率的です。

エージェントに登録すると、ブランク期間を空けないように仕事を紹介してくれるので、自分で営業をかけるという労力や精神的な不安を軽減できます。本章では、セキュリティエンジニアにおすすめのフリーランス専用エージェントを厳選して2社ご紹介します。

レバテックフリーランス:週3〜5日常駐の高単価案件が豊富

レバテックフリーランス
総合評価
( 5 )
メリット
  • エンド直請け高単価案件が豊富
  • 知名度・登録者数No.1のフリーランスエージェント
  • フルリモート可能なフリーランス案件が豊富
  • 登録エンジニアの平均年収876万円
デメリット
  • 実務経験が浅いと案件は紹介してもらえない

レバテックフリーランス』は、エンジニア登録者数・業界認知度No1のフリーランスエージェントです。稼働しているエンジニアの平均年収は876万円で、月収100万円以上稼ぐエンジニアも多く在籍しています。

フリーランスのセキュリティエンジニア向けの案件は約320件掲載されています。

キャリア面談や入念な選考対策はもちろんのこと、案件参画後のサポートも手厚いので、初めてフリーランスになる方にレバテックフリーランスはおすすめです。

ITプロパートナーズ:フルリモート・週2〜3日稼働の柔軟な案件が豊富

ITプロパートナーズ
総合評価
( 5 )
メリット
  • フルリモート可能なフリーランス案件が豊富
  • 週2〜3日から参画できる案件が多い
  • エンド直請け高単価案件が豊富
  • スタートアップやベンチャー企業の案件が豊富
デメリット
  • 実務経験が浅いと案件は紹介してもらえない

ITプロパートナーズ』は週2〜3日から参画できる案件数が業界でもトップクラスで、さらにリモートや時間がフレキシブルな案件を数多く取り揃えています。

スタートアップやベンチャーの案件も豊富で、新しいトレンドの技術を取り入れている会社が多く、技術者として面白い案件が多いです。

週2〜3日稼働OK、リモートワークOKなどの案件は、どうしても単価が低くなりがちですが、ITプロパートナーズはエンド直の案件がメインなので高単価な案件が多いです。

セキュリティエンジニアのフリーランス案件例

フリーランスエージェントに掲載されているセキュリティエンジニアのフリーランス案件をご紹介します。

週2日・土日に稼働できるセキュリティエンジニア向け案件例

ITプロパートナーズ』に掲載されている「週2日の稼働でも参画できる」フリーランス案件です。

案件サービスのセキュリティ向上に寄与くださるスペシャリスト募集
月収〜500,000円
業務内容社内で開発しているお客様へのサービス全般のセキュリティに対して、リリース判定会議に参加いただき、各レビューの基準を設けるなど、ルール決めからマニュアルの作成までをお願いします。
グループとしてのセキュリティ基準はあるものの、あんまり運用されていないのが実で、最低限、こことここは抑えなさいといけないなどの、アドバイスをくれる方を探しています。
参画後は、品質を管理する製品推進室にまず入って、そこでサービスの詳細、開発の流れを把握してもらいます。
その後、弊社責任者と週1〜2日でディスカッションしつつ、実際のマニュアルに落とし込んでいってください。
スキル・サービスの品質管理のご経験
・セキュリティエンジニアのご経験

フルリモートで稼働できるセキュリティエンジニア向け案件例

以下は『ITプロパートナーズ』に掲載されている「フルリモートOK」なフリーランス案件です。

案件【社内SE/セキュリティ】情報システム管理/運用の求人・案件
月収〜750,000円/月
業務内容大手食品メーカーの情報システム部門において、セキュリティツールの導入・運用等の対応を行っていただきます。
スキル・情報システム部門の業務経験
・セキュリティツールの運用経験
・社内SE経験
・社内ネットワーク管理経験
・Pマーク取得/更新経験

セキュリティエンジニアの将来性は明るい?

近年、大企業や公共機関はサイバー攻撃の標的となる頻度が増加しています。日本でもオリンピックなどの大規模イベント開催後は、サイバー攻撃のリスクが高まっています。

この影響により、セキュリティエンジニアの案件は増加傾向にあり、フリーランスの求人需要は今後一層高まることが予想されています。

さらに、AI、IoT、ビッグデータなどの産業が成長するにつれて、セキュリティエンジニアの需要も増加しており、その将来性は非常に明るいです。

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