Pythonの副業案件を獲得したいものの、クライアントの新規開拓に不安を感じていませんか?
筆者自身もそのような不安を抱えていましたが、フリーランスエージェントを活用することで副業案件を獲得でき、今年でフリーランス6年目を迎えます。
当記事では、Pythonの副業案件を獲得する方法を中心に、具体的な業務内容や単価相場について解説します。
実際に5社フリーランスエージェント経由で副業案件を獲得してきた筆者がおすすめするエージェントは以下の3社です。
サービス名 | 【第1位】 レバテックフリーランス | 【第2位】 ITプロパートナーズ | 【第3位】 Midworks |
総合評価 | |||
案件数 | 約15,000件 | 約4,500件 | 約10,000件 |
ユーザーの平均年収 | 876万円 | 964万円 | 862万円 |
ユーザー数 | 45万名以上 | 7万名以上 | 4万名以上 |
特徴 | 登録者・認知度No1のフリーランス・副業エージェント | フルリモート・週2日から稼働できる副業案件が豊富 | 給与保障制度など正社員並みの福利厚生が魅力 |
支払サイト | 15日サイト | 20日サイト | 20日サイト |
公式HP | 公式HP | 公式HP | 公式HP |
※ITプロパートナーズは他のプロパートナーズサービスを含めた平均年収。
Pythonエンジニアの副業内容・単価相場は?
Pythonエンジニアの仕事内容は、Web系、データ分析、人工知能開発の3つに大別できます。
Web系:Pythonは大規模なデータ分析、分散処理などWebサービス開発に向いています。FacebookやYouTubeといった大規模なサービスのプログラムも、一部Pythonを使って開発されています。
データ分析:Pythonが持つ統計処理や解析に優れた特性は、データ分析においてかなり重宝されています。NumPy、SciPy、Pandas、Matplotlibなど、数値計算を高速におこなうライブラリが強みです。
人工知能:Pythonには、TensorFlowやPyTorch、Scikit-learn、Theanoといった機械学習ライブラリも豊富にあり、精度の高いAI実装も容易に行えます。
フリーランスエージェントである『レバテックフリーランス』で公開されているPythonエンジニアの平均年収は924万円で、平均月単価は77万でした。また最高単価は145万円、最低単価は45万円です。
正社員として働くPythonエンジニアの平均年収は575万円なので、会社員よりフリーランスの方が2倍近い年収になっていることが分かります。
Pythonの副業案件を最も効率良く獲得する方法
Pythonの副業案件を獲得する最も効率の良い方法は、フリーランスエージェントを活用することです。自力でクライアントを新規開拓する必要がなく、本業に集中できます。
以下で、Pythonの副業案件が豊富なフリーランスエージェントを厳選して2社ご紹介します。
ITプロパートナーズ:フルリモート可能なPythonの副業案件が豊富
『ITプロパートナーズ』は、ITフリーランス専門のエージェントであり、フルリモート可能で週2〜3日で稼働できるフレキシブルな案件を豊富に取り扱っています。
フルリモート案件は常駐案件と比べると単価が低くなりがちですが、ITプロパートナーズは商流を挟まないエンド直案件が9割なので高単価案件が多いです。
週末や平日の夜を活用して副業したい会社員や、フリーランス案件を複数掛け持ちしたいPythonエンジニアにおすすめのエージェントです。
レバテックフリーランス:Pythonの副業案件数は業界トップクラス
『レバテックフリーランス』は、エンジニア登録者数・業界認知度No1のフリーランスエージェントです。稼働しているエンジニアの平均年収は876万円で、月収100万円以上稼ぐエンジニアも多く在籍しています。
12職種・44言語に対応しており、業界最大級の案件数を保有しています。Pythonの副業案件数も業界トップクラスです。
Webやインフラなど、スキル別に担当カウンセラーが分かれているので、マッチングの精度が高いと好評です。利用者の2人に1人が初めてフリーランスになる方なので、初心者にも優しいエージェントです。
Pythonエンジニアの副業案件例(週1日・土日・フルリモート)
フリーランスエージェントに掲載があるPythonエンジニアの副業案件をご紹介します。
週1〜2日稼働できるPythonの副業案件例
以下は『ITプロパートナーズ』に掲載されている「週1日の稼働でも参画できる」副業案件です。
案件 | 【Python】製造AIプラットフォームの研究開発をリードするアルゴリズムエンジニア募集 |
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月収 | 〜900,000円 |
業務内容 | 世界中の工場を稼働させる製造AIの開発を行うアルゴリズムエンジニアとしてご活躍いただきます。 ・具体的な業務内容 – 異常検知・最適化・強化学習アルゴリズムの開発 – 最先端技術のキャッチアップと応用 |
スキル | ・分析アルゴリズムの提案から社会実装までを担うことへの興味 ・機械学習や数理最適化等に関連する開発の経験 ・大学院で研究した経験・商用プロダクトでのAI開発経験 ・エッジデバイスから取得した非構造化データの取り扱い経験 ・AWS等のクラウド環境での開発経験 ・データ分析に関わる説明資料や報告資料等のレポート作成の経験 ・論文執筆や特許出願の経験 ・英語を使用した実務経験 |
土日に稼働できるPythonの副業案件例
以下は『ITプロパートナーズ』に掲載されている「土日のみの稼働でも参画できる」副業案件です。
案件 | フルリモート・土日平日夜OKの副業案件【Python】 |
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月収 | 〜900,000円 |
業務内容 | 自社サービスである肩こり腰痛対策アプリケーション等、他ヘルスケア領域事業における、 ・レコメンド機能開発に関するデータ分析 ・アルゴリズム設計 ・データベース設計 ・モデル構築など に携わっていただく、AIエンジニアを募集します。 |
スキル | ・ビジネス課題に基づくデータ分析の知識・経験 ・データ基盤の構築に関する経験 ・データベース・SQL・テーブル設計の知識・経験 ・DWH・データマートの知識・経験 ・言語:PythonまたはRの経験 ・データアーキテクト(データエンジニア)の経験 |
フルリモートで稼働できるPythonの副業案件例
以下は『ITプロパートナーズ』に掲載されている「フルリモートOK」な副業案件です。
案件 | 【Python】テレビCMデータ分析基盤開発の求人・案件 |
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月収 | 〜850,000円/月 |
業務内容 | ・テレビCM向けプラットフォームのプロダクトや分析業務を支える基盤の機能拡充ならびに運用自動化に関わる開発を担当いただきます。 ・具体的には以下作業等に携わっていただきます。 -データウェアハウスへのデータ連携を含む、データ基盤で動作するETL処理の開発 -データパイプラインを管理、運用、監視する仕組みづくり -取り扱うデータのセキュリティやガバナンス対応 -各種運用業務の自動化とドキュメント整備 |
スキル | ・AWSやGCPなどのパブリッククラウドを用いたデータ分析基盤の構築及び運用経験 ・SQLを用いた数値集計、もしくはETLツールを用いたデータ加工の経験 ・データウェアハウスでの計算結果を本番環境にサービングして運用した経験 ・データ分析・機械学習による成果物をプロダクトの本番環境で運用した経験 ・データマネジメント、ガバナンスに関する知識 、データエンジニアの採用に携わった経験 |
Pythonエンジニアが副業を始めるメリット
週2日の稼働で40万円/月の収入が得られることも
フリーランスエージェントに掲載されている案件をのぞくと、実務経験が3年以上あるPythonエンジニアであれば、週2日の稼働で40万円/月〜の案件に応募可能です。
会社員として月収を40万円以上上げることはかなり難しいですが、エージェント経由で副業案件を獲得できれば容易に達成できます。ただし、実務経験が浅いPythonエンジニアは副業案件を紹介してもらえない可能性が高いです。
トレンドをキャッチアップできる
副業を行うことは様々な制作・開発現場に参画することになるので、トレンドをキャッチアップする機会が増えます。
副業で知識やスキルレベルを上げておくことで、本業での裁量が大きくなるなど、現職での昇給・昇格も期待できます。また、転職・独立する際にPythonエンジニアとしての市場価値も高く評価されます。
フリーランスとして独立を目指しやすくなる
副業先で成果を出すことができれば、フリーランスとして業務委託契約を打診され独立できたり、正社員として高待遇でヘッドハンティングされることがあります。
将来的にフリーランスのPythonエンジニアとして独立したい方にとって、副業は最も近道で効率的な手段です。
Pythonエンジニアが副業を始めるデメリット
Pythonエンジニアが副業を行うデメリットは以下の通りです。
・副業収入が20万円/年を超えると確定申告する必要あり
・確定申告する場合は日々の帳簿付けが必要
・本業に支障をきたす可能性がある
・副業禁止の会社で副業がバレると解雇されることも
・実務経験が浅いと条件交渉が難しい
上記の通り、副業収入が一定のラインを超えると確定申告する必要があります。もし、確定申告を怠ると本来徴収される税金に加え無申告加算税が上乗せされるので注意が必要です。
また、確定申告に伴い勤務先に副業がバレてしまう可能性があることも頭に入れておきましょう。副業が許可されている場合でも、副業収入の制限や申請の義務など、就業規則で定められているケースがあるので確認しておきましょう。