AIエンジニアはフリーランスを目指せる?週3日・リモート案件が豊富

AIエンジニアとして独立を目指す方の中には、案件獲得方法や営業力に不安を感じている方が少なくありません。

実務経験は豊富でも、商談や顧客折衝に自信がなく、フリーランスへの転身を躊躇している方は多いです。

筆者自身も独立当初は同様の悩みを抱えていましたが、フリーランスエージェントを活用することで継続案件を獲得でき、今年で独立6年目を迎えることができました。

当記事では、AIエンジニアがフリーランス案件を獲得するための具体的な方法を中心に、業務内容や報酬の単価相場、将来性などについて詳しく解説していきます。

フリーランスとして6年以上活動し、実際に5社フリーランスエージェントを利用した筆者がおすすめするフリーランスエージェントは以下の3社です。

サービス名【第1位】

ITプロパートナーズ
【第2位】
レバテックフリーランス
【第3位】
Midworks
総合評価
案件数約4,500件約15,000件約10,000件
ユーザーの平均年収964万円876万円862万円
ユーザー数7万名以上45万名以上4万名以上
特徴フルリモート・週3日から稼働できる開発案件が豊富登録者数No1のフリーランスエージェント給与保障制度など正社員並みの福利厚生が魅力
支払いサイト20日サイト15日サイト20日サイト
公式HP公式HP公式HP公式HP
※利用者の平均年収は週5日稼働に換算した数値。
※ITプロパートナーズの平均年収は、他のプロパートナーズサービスを含めた全体の平均年収。
目次

AI(機械学習)エンジニアの仕事内容・活躍の場

AIエンジニアは、ビッグデータをAIに組み込み、それを処理してAIを訓練する役割を担っています。具体的には、企業の膨大なデータを分析し、AIが学習しやすいデータを抽出し、AIの学習プロセスを制御します。このため、AIエンジニアは数学的理論に基づいたデータ解析やAIの開発を主に行います。

AIエンジニアになるためには、Pythonなどのプログラミング言語を習得する必要があります。また、ビッグデータやIoTなどの専門知識も求められます。多くの場合、理系の大学院でデータサイエンスや統計学を学ぶことで、AIエンジニアを目指す人が増えています。

現在、AIエンジニアは経済産業省が選ぶ先端IT人材に認定されており、今後ますますAI人材の求人需要が高まることが予想されています。

AIエンジニアのフリーランス案件における単価相場は?

フリーエンジニア専用エージェントである『レバテックフリーランス』で公開されているAI(機械学習)エンジニアの平均年収は948万円で、平均月単価は79万でした。また最高単価は145万円、最低単価は55万円です。

プログラマーの平均月単価は約70万円なので、平均月単価79万円という数字は飛び抜けた高単価には見えないかも知れません。一方で、最低単価に着目すると、AI(機械学習)エンジニアの最低単価は55万円であるのに対して、プログラマーは約30万円でした。

AIエンジニアの最低単価はプログラマーに比べると25万円も高く、高単価案件を獲得しやすいです。

AIエンジニアがフリーランス案件を獲得する方法を解説

フリーランスエージェントの活用

AIエンジニアが営業工数をかけず、かつ安定して案件を獲得するにはフリーランスエージェントを活用することが最も効率的で負担が少ないです。

フリーランスとして廃業する方のほとんどが、エージェントや代理店を利用せず、自力でクライアントを開拓しているというデータがあり、営業活動ではなく本業に集中したい方は積極的にエージェントを活用することをおすすめします。

AIエンジニアのフリーランス案件をお探しの方は『ITプロパートナーズ』と『レバテックフリーランス』がおすすめ。

企業の決裁権者に営業する

フリーランスエージェントに手数料を取られるのがもったいないと思われる方は、自力で企業に営業するのも一手です。

Yentaなどのビジネスマッチングアプリを活用することで、企業の決裁権者に効率よく出会えます。

一方で、自力での案件開拓は営業活動の負担が高く、本業に支障をきたす可能性があり注意が必要です。

知り合いから案件を紹介してもらう

前職の会社や取引先など仕事に繋がる人脈がある方は、その繋がりで仕事をもらうのが得策です。

すでに信頼関係がある知り合いからの案件紹介であれば、商談の準備にかかる負担も少なく、手数料もかかりません。

ただし、知り合いのネットワークには限界があるので、あくまで副次的な方法として活用するのが無難です。

AIエンジニア向け案件が豊富なフリーランスエージェント

フリーランスAIエンジニアが案件を獲得するためには、フリーエンジニア専門エージェントに登録することが最も効率的です。

エージェントに登録するとブランク期間を空けないように仕事を紹介してくれるので、自分で営業をかけるという労力や精神的な不安を軽減できます。本章では、AIエンジニアにおすすめのフリーランス専用エージェントを2社ご紹介します。

レバテックフリーランス:週3〜5日常駐の高単価案件が豊富

レバテックフリーランス
総合評価
( 5 )
メリット
  • エンド直請け高単価案件が豊富
  • 知名度・登録者数No.1のフリーランスエージェント
  • フルリモート可能なフリーランス案件が豊富
  • 登録エンジニアの平均年収876万円
デメリット
  • 実務経験が浅いと案件は紹介してもらえない

レバテックフリーランス』は、エンジニア登録者数・業界認知度No1のフリーランスエージェントです。稼働しているエンジニアの平均年収は876万円で、月収100万円以上稼ぐエンジニアも多く在籍しています。

フリーランスのAIエンジニア向けの案件は約550件掲載されています。

キャリア面談や入念な選考対策はもちろんのこと、案件参画後のサポートも手厚いので、初めてフリーランスになる方にレバテックフリーランスはおすすめです。

ITプロパートナーズ:フルリモート・週2〜3日稼働の柔軟な案件が豊富

ITプロパートナーズ
総合評価
( 5 )
メリット
  • フルリモート可能なフリーランス案件が豊富
  • 週2〜3日から参画できる案件が多い
  • エンド直請け高単価案件が豊富
  • スタートアップやベンチャー企業の案件が豊富
デメリット
  • 実務経験が浅いと案件は紹介してもらえない

ITプロパートナーズ』は週2〜3日から参画できる案件数が業界でもトップクラスで、さらにリモートや時間がフレキシブルな案件を数多く取り揃えています。

ITプロパートナーズのマイページにログインして、フリーワードで「AI」と検索すると、約80件の案件がヒットしました。単価としては、60万円〜110万円/月のレンジの案件が多いです。

週2〜3日稼働の案件やリモートワークできる案件は、どうしても単価が低くなりがちですが、ITプロパートナーズはエンド直の案件がメインなので高単価案件が多いです。

週2日の稼働で30〜40万円/月の案件が豊富にあったので、受託をライスワークとしつつ、自社サービスの立ち上げに注力したい方にもおすすめです。

AIエンジニアのフリーランス案件例

フリーランスエージェントに掲載されているAIエンジニアのフリーランス案件をご紹介します。

週2日で稼働できるAIエンジニア向け案件例

ITプロパートナーズ』に掲載されている「週2日の稼働でも参画できる」フリーランス案件です。

案件【Python】ChatGPTサービスの開発を担うプロンプトエンジニアを募集します!
月収〜1,000,000円
業務内容DX事業部門で、ChatGPTを活用した法人向けプラットフォーム事業を展開します。
Pythonで指示文をAIにインプットする、プロンプトエンジニアリングを行っていただきます。
スキル・Pythonを用いた豊富な開発経験(目安5年以上)
・英語でのコミュニケーションスキル
・プロンプトエンジニアリングの経験

土日に稼働できるAIエンジニア向け案件例

ITプロパートナーズ』に掲載されている「土日のみの稼働でも参画できる」フリーランス案件です。

案件【Python/TypeScript】研究開発をリードするアルゴリズムエンジニア募集!
月収〜900,000円
業務内容世界中の工場を稼働させる製造AIの開発を行うアルゴリズムエンジニアとしてご活躍いただきます。
・具体的な業務内容
– 異常検知・最適化・強化学習アルゴリズムの開発
– 最先端技術のキャッチアップと応用
歓迎スキル– 分析アルゴリズムの提案から社会実装までを担うことへの興味
– 機械学習や数理最適化等に関連する開発の経験
– 大学院で研究した経験
– 商用プロダクトでのAI開発経験
– データ分析に関わる説明資料や報告資料等のレポート作成の経験
– 論文執筆や特許出願の経験
– 英語を使用した実務経験

フルリモートで稼働できるAIエンジニア向け案件例

ITプロパートナーズ』に掲載されている「フルリモートOK」なフリーランス案件です。

案件【Python/機械学習】医療業界向けAI研究開発の求人・案件
月収〜850,000円/月
業務内容・医療業界向けAI開発支援案件に携わっていただきます。主に下記作業をご担当いただきます。
‐医療データ分析
‐AI技術を用いたデータ分析支援
-要件ヒアリングから実装
スキル・Pythonを用いた開発経験
・データ分析経験
・医療業界への知見
・スタートアップの案件に携わった経験

AI(機械学習)エンジニアの将来性は明るい?

AI技術の活用はあらゆる業種・業界で進み、AIを用いたシステム開発がビジネスの将来に直結すると考える企業が増加しています。特にAIとシナジー効果のある事業を展開する企業は、AIエンジニアを積極的に採用し、優遇待遇で迎える傾向が顕著です。

今後、AI産業が縮小する可能性は極めて低く、AIエンジニアの求人需要は今後10年以上高い状態が続くと予想されます。

さらに、現在AIの活用が進んでいない分野にも今後確実に導入されることが見込まれるため、AIエンジニアの将来性は極めて明るいと言えます。

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