テストエンジニアはフリーランスを目指せる?週3日・リモート案件が豊富

テストエンジニアとして独立を目指しているものの、案件の獲得方法や営業力に不安を抱えていませんか?

実際、テストエンジニアとしての実務経験は豊富であるものの、商談や顧客折衝の自信がなくフリーランス転身を諦めてしまう方を多く見てきました。

筆者自身もそのような不安を抱えたまま独立しましたが、フリーランスエージェントを活用することで継続案件を獲得でき、今年で独立6年目を迎えます。

当記事では、テストエンジニアがフリーランス案件を獲得する方法を中心に、具体的な業務内容や単価相場、将来性について解説します。

フリーランスとして6年以上活動し、実際に5社フリーランスエージェントを利用した筆者がおすすめするフリーランスエージェントは以下の3社です。

サービス名【第1位】

ITプロパートナーズ
【第2位】
レバテックフリーランス
【第3位】
Midworks
総合評価
案件数約4,500件約15,000件約10,000件
ユーザーの平均年収964万円876万円862万円
ユーザー数7万名以上45万名以上4万名以上
特徴フルリモート・週3日から稼働できる開発案件が豊富登録者数No1のフリーランスエージェント給与保障制度など正社員並みの福利厚生が魅力
支払いサイト20日サイト15日サイト20日サイト
公式HP公式HP公式HP公式HP
※利用者の平均年収は週5日稼働に換算した数値。
※ITプロパートナーズの平均年収は、他のプロパートナーズサービスを含めた全体の平均年収。
目次

テストエンジニアの仕事内容・活躍の場

テストエンジニアは、ソフトウェアや製品が仕様書どおり動作し、バグやエラーなどの問題点がないかをテストや検証する職種です。具体的な仕事内容は以下の通りです。

  • テスト計画の策定
    • テスト対象の仕様調査とテスト観点の抽出。
    • テスト計画の作成。
    • 開発者とのミーティングを通じてテスト対象の機能やテスト範囲、優先順位を決定し、計画書に落とし込む。
  • テストの設計
    • テスト計画書に基づいてテスト観点やテスト技法、テストケースの設計。
    • テストケースはテストの設計図であり、主に手作業で作成されます。
  • テストの実行
    • テスト設計をもとにテストを実施。
    • 自動化ツールを活用して自動化させるケースもあれば、エンジニアが手作業で実施するケースもあります。
  • レポートの作成・改善提案
    • テストが完了したら結果を資料にまとめて報告。
    • テストケースに不備があったり、追加のテストが必要な場合は再テストを行うこともあります。
    • ソフトウェアの改善点や不具合が見つかった場合、改善提案も同時に行います。

テストエンジニアのフリーランス案件における単価相場は?

フリーエンジニア専用エージェントである『レバテックフリーランス』で公開されているテストエンジニアの平均月額単価は58万円で、最高単価は90万円、最低単価は12万円です。

平均月単価が58万円なので、単純計算すると年収は約700万円ほどになります。

一方で、テストエンジニア向けの案件は月10万円程度のものから90万円のものまであり、エンジニアの実務経験によって年収の差が大きく開いてしまうことを頭に入れておきましょう。

単価が低い案件は、実質テスターのような業務内容のものが多く、単価が高い案件はテスト設計や結果の分析など、高い技術力が求められる傾向にあります。

テストエンジニアがフリーランス案件を獲得する方法を解説

フリーランスエージェントの活用

テストエンジニアが営業工数をかけず、かつ安定して案件を獲得するにはフリーランスエージェントを活用することが最も効率的で負担が少ないです。

フリーランスとして廃業する方のほとんどが、エージェントや代理店を利用せず、自力でクライアントを開拓しているというデータがあり、営業活動ではなく本業に集中したい方は積極的にエージェントを活用することをおすすめします。

テストエンジニアのフリーランス案件をお探しの方は『ITプロパートナーズ』と『レバテックフリーランス』がおすすめ。

企業の決裁権者に営業する

フリーランスエージェントに手数料を取られるのがもったいないと思われる方は、自力で企業に営業するのも一手です。

Yentaなどのビジネスマッチングアプリを活用することで、企業の決裁権者に効率よく出会えます。

一方で、自力での案件開拓は営業活動の負担が高く、本業に支障をきたす可能性があり注意が必要です。

知り合いから案件を紹介してもらう

前職の会社や取引先など仕事に繋がる人脈がある方は、その繋がりで仕事をもらうのが得策です。

すでに信頼関係がある知り合いからの案件紹介であれば、商談の準備にかかる負担も少なく、手数料もかかりません。

ただし、知り合いのネットワークには限界があるので、あくまで副次的な方法として活用するのが無難です。

テストエンジニア向け案件が豊富なフリーランスエージェント

フリーランステストエンジニアが案件を獲得するためには、フリーエンジニア専門エージェントに登録することが最も効率的です。

フリーランスとして廃業する方のほとんどが、エージェントや代理店を利用せず、自力で企業に営業しているというデータがあるので、息の長いフリーランスになるためには積極的にエージェントを利用することをおすすめします。

レバテックフリーランス:週3〜5日常駐の高単価案件が豊富

レバテックフリーランス
総合評価
( 5 )
メリット
  • エンド直請け高単価案件が豊富
  • 知名度・登録者数No.1のフリーランスエージェント
  • フルリモート可能なフリーランス案件が豊富
  • 登録エンジニアの平均年収876万円
デメリット
  • 実務経験が浅いと案件は紹介してもらえない

レバテックフリーランス』は、エンジニア登録者数・業界認知度No1のフリーランスエージェントです。稼働しているエンジニアの平均年収は876万円で、月収100万円以上稼ぐエンジニアも多く在籍しています。

フリーランスのテストエンジニア向けの案件は約820件掲載されています。

キャリア面談や入念な選考対策はもちろんのこと、案件参画後のサポートも手厚いので、初めてフリーランスになる方にレバテックフリーランスはおすすめです。

ITプロパートナーズ:フルリモート・週2〜3日稼働の柔軟な案件が豊富

ITプロパートナーズ
総合評価
( 5 )
メリット
  • フルリモート可能なフリーランス案件が豊富
  • 週2〜3日から参画できる案件が多い
  • エンド直請け高単価案件が豊富
  • スタートアップやベンチャー企業の案件が豊富
デメリット
  • 実務経験が浅いと案件は紹介してもらえない

ITプロパートナーズ』は週2〜3日から参画できる案件数が業界でもトップクラスで、さらにリモートや時間がフレキシブルな案件を数多く取り揃えています。

週2〜3日稼働の案件やリモートワークできる案件は、どうしても単価が低くなりがちですが、ITプロパートナーズはエンド直の案件がメインなので高単価案件が多いです。

テストエンジニアのフリーランス案件例

フリーランスエージェントに掲載されているテストエンジニアのフリーランス案件をご紹介します。

週2日・土日稼働できるテスター案件例

レバテックフリーランス』に掲載されている「週2日の稼働でも参画できる」フリーランス案件です。

案件【テスト実行】SNSプラットフォーム開発におけるテスト実行の求人・案件
月収〜500,000円/月
業務内容SNSプラットフォームの開発におけるテスト実行に携わっていただきます。
スキル・テスターとしての実務経験3年以上
・Githubを用いた開発経験
・データベースの知見
・自動化テストの実務経験

フルリモートで稼働できるテスター案件例

以下は『ITプロパートナーズ』に掲載されている「フルリモートOK」なフリーランス案件です。

案件【テスター/フルリモート】Webアプリテスターの求人・案件
月収〜450,000円/月
業務内容テスターとして、QA仕様書の整備からテストケースの修正または作成、テスト計画、テストの実行推進、自動化までを行っていただきます。
・具体的にお願いする作業は以下でございます。
‐テストのスケジュール設定
‐テスト設計
‐テスト実施
‐テストの効果測定
‐QAチームの立ち上げ、マネジメント
‐人員体制計画
‐テスト効率化および自動化
‐開発・テストプロセスの改善提案と実行推進
スキル‐Webアプリの品質保証に関する業務経験2年以上
‐テスト計画経験
‐テストケースの設計/実行経験
‐テスト効率化・自動化
‐テストプロセスの改善経験

テストエンジニアの将来性は明るい?

テスト自動化ツールの普及と開発支援アプリケーションの進化により、単調なテスト作業はAIに代替される可能性が高まっています。

しかし、テスト計画の策定や結果分析、改善提案といった高付加価値なスキルを持つテストエンジニアは、今後も高い需要が予想されます。テスト計画の策定や、テスト結果の報告と改善提案ができるテストエンジニアはAIに代替されにくく、比較的高単価な案件が多いです。

今後は「開発担当よりも広い視野を持つこと」「テストに関する知識や環境の共有」がテストエンジニアに求められます。

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